Sponsored Link

自由学芸堂 > 英語 > 基礎事項 | 文の構造 | 動詞成分 | 名詞成分 | 副詞成分 | 付録

動詞成分



動詞の役割

時制の表現

動詞が時制を表現する際、動詞の形は 不定形過去基本形過去分詞(まとめて三要形) が基本となります。 それぞれは、現在、過去、現在完了、を表現する際の基本になります。

動詞は三要形の作り方により、規則動詞不規則動詞に分けられます。 規則動詞は、原形に「 -ed 」を付ける活用(規則活用)により、 過去形・過去分詞形を作る動詞です。 一方の不規則動詞は三要形が規則活用をしない動詞です。 不規則動詞はその活用の仕方により5つの類型にまとめられます。

【規則動詞と不規則動詞】
原形 過去基本形 過去分詞
規則動詞 like liked liked
不規則動詞 過去形と過去分詞は同じ find found found
全て異なる write wrote written
原形と過去分詞が同じ come came come
原形と過去形が同じ beat beat beaten
全て同じ set set set

人称の表現

人称とは、自分、相手、他人を表す文法上の区別です。 人称には一人称(自分)、 二人称(相手)、三人称(他人)があります。 動詞は主語の人称、数、に応じた語尾(人称語尾)を持ち、 この人称語尾の変化を人称変化と言います。

動詞がこの人称変化した形を定型と言い、 定型に対して何の変化もしていない動詞の基本的な型を原形と呼びます。 英語では、動詞の現在形は主語が第三人称単数のときに限り、 動詞の語尾に -s または -es を付けます(例文2)。 但し have は has という独自の形を持ちます(例文3)。 それ以外の現在形では原形のままで構いません(例文1)。 尚、be動詞 は現在形・過去形とも独特の人称変化を持ちます(例文4、5)( 表1)。

  1. We play guitar. 私達はギターを弾きます。
  2. He plays guitar. 彼はギターを弾きます。
  3. Tom has a problem about his car. トムは車に関して問題があります。
  4. I am a student. 私は学生です。
  5. We were not there. 私達はそこにいませんでした。
【1. be動詞の人称変化】
主語 現在人称変化 過去人称変化
I am was
you are were
he / she / it is was
we are were
they are were

態の表現

態とは文における主語と動詞との関係です。 主語が働きかける基本的な動詞の形を能動態(例文1)、 文の主語が他のものから働きをうける形を受動態(例文2)と言います。 受動態を表す動詞成分は「be動詞+過去分詞」の形をとります。

  1. She loves him. 彼女は彼を愛しています。
  2. He is loved by her. 彼は彼女に愛されています。

法の表現

法とは、話し手の心的態度を示す動詞の形です。 英語の法には、直説法命令法仮定法、があります。 ⇒詳細は次頁


法の表現

直説法

直説法はある事柄を事実として述べる場合に用いられる法です。 動詞を使用した時点で法についての特別な形を持たせなければ、 自動的にこの法となります。

命令法

命令法は命令・依頼・要請・禁止 などを表す法です。 英語の命令法には単純に原形を用います。

仮定法

仮定法は仮定されたこととして述べるときの動詞の形です。 仮定法は単純に過去形の形をしますがbe動詞はすべて were とします。 仮定法を用いた文では、 通常の文に比べて発話の時点で内容に現実性がないことが含まれます(例文1)。 相手に対して謙遜や譲歩を表す場合にも用いられます(例文2)。

  1. If I had more money, I could buy a house. もし私にもっとお金があれば、家が一軒買えるのに。
  2. Could you tell me the way to the station? 駅までの道を教えていただけますか?

過去に対する仮定には過去完了を用います(例文1)。

  1. If had taken that train, I would have been killed in the crash. もし私があの飛行機に乗っていたら衝突事故で死んでいただろう。

未来についての仮定には、人称・数に関係なく原形を用います(例文1)。

  1. I suggest that he stay at your place for a while. 私が彼は君の所に暫く留まってはどうかと思う。

if などを用いない場合は、条件節内で主語と助動詞の間に倒置が起こります。

  1. Should he be given a chance, he would do his best. もし機会が与えられれば、彼は最善を尽くすでしょう。
  2. Had I known him then, I would have given him what help I could. 私がそのころ彼を知っていたら、あらゆる援助を惜しまなかったろうに。

助動詞

助動詞は動詞の補助をする働きを持つ語です。 助動詞と共に動詞成分を形成する不定詞や過去分詞は助動詞の直後に置きます。 助動詞を用いる場合、 動詞に代わって助動詞が語形変化を引き受けますが、 be, have, do 以外の助動詞は三人称単数現在形でも -s, -es を付けません。 完了の助動詞 have は過去分詞と結び付き、 それ以外は原形と結び付きます。

否定と疑問の助動詞

疑問と否定の助動詞は、be 以外の動詞に対する否定文(例文1) や疑問文(例文2)を作ります。 疑問と否定の助動詞には、do があります。 助動詞の位置は、直接疑問文では文頭に出し、 否定文では否定の副詞 not と共に動詞の直前に置きます。

  1. Do you know what this is? あなたはこれが何だ知っていますか?
  2. I don't know what this is. 私はそれが何だか知らない。(don't = do not)

完了の助動詞

完了の助動詞は過去分詞と結び付いて完了形を作ります(例文1、2)。 完了の助動詞には have があります。

  1. How long have you been here? どのくらいこちらにいられたのですか?
  2. He has just came home. 彼は家に帰りました。

未来の助動詞

未来の助動詞は不定詞と結び付いて未来形を作ります。 未来の助動詞には will(例文1,2), shall(例文3,4) があります。

  1. It will be rain soon. すぐ雨になるでしょう。
  2. I will come to your place. あなたのところへ伺います。
  3. You shall have my answer tomorrow. 明日返事が得られるでしょう。
  4. Shall we go now? 行きましょうか?

主観の助動詞

主観の助動詞には、 can(例文1)、 may(例文2、3)、 must(例文4、5)、 dare(例文6)、 があります。 直後の原形と結び付き、 可能性や義務など話者の主観的な意味合いを付加します。

  1. I can speak English. 私は英語を話せます。
  2. It may be true. それは真実かもしれない。
  3. May I have your name, please? お名前を伺ってもよろしいですか?
  4. I must do it at once. 私は直ぐにそれをやらなくてはならない。
  5. He must be ill. 彼は具合が悪いに違いない。
  6. I dare not ask her about it. 私は彼女にそのことを尋ねる勇気がでない。

その他の助動詞

should は本来 shall の過去形ですが、 助動詞として「〜すべき」という義務や提案を表す助動詞として働きます(例文1)。

  1. We should not resort to violence. 私達は暴力に訴えるべきではない。

その他の動詞

句動詞

句動詞とは、 副詞や前置詞が動詞と組みとなって一つの動詞の働きをするものです(例文1〜5)。 動詞と副詞や前置詞との間に目的語を置くこともあります(例文4、5)。 目的語が代名詞の場合は、動詞と副詞・前置詞との間に目的語を置きます(例文5)。

  1. Can we get along on such a small salary? こんな安い給料でやっていけるだろうか。
  2. I couldn't get away from the meeting. 会議から抜け出せなかった。
  3. You took up most of my time. 君は私の時間の大半を取ってしまった。
  4. I want to take tomorrow afternoon off from work. 明日は仕事を休みたいです。
  5. I will take it away. それは持ち帰ります。

使役動詞

使役動詞は、文の主語が目的語に対してある行為を行わせることを示す動詞です。 目的語の後に来る語が、 原形(例文1、2、3)か、 to不定詞(例文4、5、6)か、 過去分詞(例文7、8)かによって、3つの型に分けられます(表1)。

【1. 使役動詞】
目的語の後に来る語 使役動詞
原形 make, have, let
to不定詞 cause, get, force
過去分詞 get, have
  1. Nothing will make her change her plans. 彼女の計画が変わることはないでしょう。
  2. I'll have him come early tomorrow morning. 彼に明日はやく来させましょう。
  3. The teacher let the pupils go home. 教師は生徒を家に帰らせた。
  4. What caused you to change your mind? 一体何があなたの気持ちを変えたのですか?
  5. Let's get her to try the new dish. 彼女にその新しい料理を作らせてみよう。
  6. They forced him to sign the letter. 彼らは彼に無理やり手紙に著名させた。
  7. I must get my hair cut. 髪を切ってもらわらないといけないな。
  8. Can I have it delivered ? それを配達していただけますか?

知覚動詞

知覚動詞は、feel, hear, see のような感覚を表す動詞です。 知覚動詞は、目的語の後に不定詞(例文1)、現在分詞(例文2)、 過去分詞(例文3)を取ることがあります。

  1. I felt him go out. 私は彼が外へ出るのを見た。
  2. I felt Mary's hands shaking with excitement. 私はメアリーの手が、興奮して震えているのを感じた。
  3. I heard my name called. 私は自分の名が呼ばれるのを感じた。