動詞が時制を表現する際、動詞の形は 不定形、過去基本形、過去分詞(まとめて三要形) が基本となります。 それぞれは、現在、過去、現在完了、を表現する際の基本になります。
動詞は三要形の作り方により、規則動詞と不規則動詞に分けられます。 規則動詞は、原形に「 -ed 」を付ける活用(規則活用)により、 過去形・過去分詞形を作る動詞です。 一方の不規則動詞は三要形が規則活用をしない動詞です。 不規則動詞はその活用の仕方により5つの類型にまとめられます。
| 原形 | 過去基本形 | 過去分詞 | ||
|---|---|---|---|---|
| 規則動詞 | like | liked | liked | |
| 不規則動詞 | 過去形と過去分詞は同じ | find | found | found |
| 全て異なる | write | wrote | written | |
| 原形と過去分詞が同じ | come | came | come | |
| 原形と過去形が同じ | beat | beat | beaten | |
| 全て同じ | set | set | set | |
人称とは、自分、相手、他人を表す文法上の区別です。 人称には一人称(自分)、 二人称(相手)、三人称(他人)があります。 動詞は主語の人称、数、に応じた語尾(人称語尾)を持ち、 この人称語尾の変化を人称変化と言います。
動詞がこの人称変化した形を定型と言い、 定型に対して何の変化もしていない動詞の基本的な型を原形と呼びます。 英語では、動詞の現在形は主語が第三人称単数のときに限り、 動詞の語尾に -s または -es を付けます(例文2)。 但し have は has という独自の形を持ちます(例文3)。 それ以外の現在形では原形のままで構いません(例文1)。 尚、be動詞 は現在形・過去形とも独特の人称変化を持ちます(例文4、5)( 表1)。
| 主語 | 現在人称変化 | 過去人称変化 |
|---|---|---|
| I | am | was |
| you | are | were |
| he / she / it | is | was |
| we | are | were |
| they | are | were |
態とは文における主語と動詞との関係です。 主語が働きかける基本的な動詞の形を能動態(例文1)、 文の主語が他のものから働きをうける形を受動態(例文2)と言います。 受動態を表す動詞成分は「be動詞+過去分詞」の形をとります。
法とは、話し手の心的態度を示す動詞の形です。 英語の法には、直説法、命令法、仮定法、があります。 ⇒詳細は次頁
直説法はある事柄を事実として述べる場合に用いられる法です。 動詞を使用した時点で法についての特別な形を持たせなければ、 自動的にこの法となります。
命令法は命令・依頼・要請・禁止 などを表す法です。 英語の命令法には単純に原形を用います。
仮定法は仮定されたこととして述べるときの動詞の形です。 仮定法は単純に過去形の形をしますがbe動詞はすべて were とします。 仮定法を用いた文では、 通常の文に比べて発話の時点で内容に現実性がないことが含まれます(例文1)。 相手に対して謙遜や譲歩を表す場合にも用いられます(例文2)。
過去に対する仮定には過去完了を用います(例文1)。
未来についての仮定には、人称・数に関係なく原形を用います(例文1)。
if などを用いない場合は、条件節内で主語と助動詞の間に倒置が起こります。
助動詞は動詞の補助をする働きを持つ語です。 助動詞と共に動詞成分を形成する不定詞や過去分詞は助動詞の直後に置きます。 助動詞を用いる場合、 動詞に代わって助動詞が語形変化を引き受けますが、 be, have, do 以外の助動詞は三人称単数現在形でも -s, -es を付けません。 完了の助動詞 have は過去分詞と結び付き、 それ以外は原形と結び付きます。
疑問と否定の助動詞は、be 以外の動詞に対する否定文(例文1) や疑問文(例文2)を作ります。 疑問と否定の助動詞には、do があります。 助動詞の位置は、直接疑問文では文頭に出し、 否定文では否定の副詞 not と共に動詞の直前に置きます。
完了の助動詞は過去分詞と結び付いて完了形を作ります(例文1、2)。 完了の助動詞には have があります。
未来の助動詞は不定詞と結び付いて未来形を作ります。 未来の助動詞には will(例文1,2), shall(例文3,4) があります。
主観の助動詞には、 can(例文1)、 may(例文2、3)、 must(例文4、5)、 dare(例文6)、 があります。 直後の原形と結び付き、 可能性や義務など話者の主観的な意味合いを付加します。
should は本来 shall の過去形ですが、 助動詞として「〜すべき」という義務や提案を表す助動詞として働きます(例文1)。
句動詞とは、 副詞や前置詞が動詞と組みとなって一つの動詞の働きをするものです(例文1〜5)。 動詞と副詞や前置詞との間に目的語を置くこともあります(例文4、5)。 目的語が代名詞の場合は、動詞と副詞・前置詞との間に目的語を置きます(例文5)。
使役動詞は、文の主語が目的語に対してある行為を行わせることを示す動詞です。 目的語の後に来る語が、 原形(例文1、2、3)か、 to不定詞(例文4、5、6)か、 過去分詞(例文7、8)かによって、3つの型に分けられます(表1)。
| 目的語の後に来る語 | 使役動詞 |
|---|---|
| 原形 | make, have, let |
| to不定詞 | cause, get, force |
| 過去分詞 | get, have |
知覚動詞は、feel, hear, see のような感覚を表す動詞です。 知覚動詞は、目的語の後に不定詞(例文1)、現在分詞(例文2)、 過去分詞(例文3)を取ることがあります。