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前置詞

格支配

前置詞は後に名詞を伴い形容詞句・副詞句を作ります。このとき、前置詞により後に来る名詞の格は固有です。3・4格 のどちらの名詞も取る前置詞は、 場所を表すときには3格方向を表すときは4格を取ります。

【表:前置詞の格支配】
後に続く名詞の格 代表的な前置詞
2格 außerhalb, innerhalb, statt, trotz, wärend, wegen
3格 aus, bei, gegenüber, mit, nach, seit, von, zu
4格 bis, durch, entlang, für, gegen, ohne, um
3・4格 an, auf, hinter, in, neben, über, unter, vor, zwischen
【例:前置詞の格支配】
  1. Sie wohnt außerhalb der Stadt. 彼女は市外に住んでいます。
  2. Sie kommt heute zu mir. 彼女は今日私のところへ来る。
  3. Gegen seine Sturheit kommt man nicht an. 彼の頑固さには誰も相手にできない。
  4. Das Haus steht an der See. その家は海辺にある。
  5. Wir fahren an die See. 我々は海へ行く。

代名詞との融合

人間以外を表す人称代名詞が、前置詞の直後に置かれる場合、人称代名詞は da- という形になり前置詞と融合して1語になります(例.1)。(前置詞が母音で始まる場合は dar- となります。) da は後続の zu不定詞や daß を先取りすることもあります(例.2)。

【例:前置詞と人称代名詞との融合】
  1. Sie schreib ihm einen Brief. Aber er antwortete nicht darauf. 彼女は彼に手紙を出しました。しかし彼はそれに返事を出しませんでした。(das + auf)
  2. Sie ist dadurch krank geworden, daß … 彼女は…ということによって病気になりました。(durch + es)

疑問代名詞・不定関係代名詞の was が前置詞の直後に置かれる場合、 was は wo- という形になり、前置詞と融合して1語になります。(前置詞が母音で始まる場合は wor- となります。)

【例:前置詞と疑問代名詞との融合】
  1. Wofür interessieren Sie sich? あなたは何に興味がありますか?(für + was)
  2. Ich denke auch daran, woran du denkest. 君が考えていることを私も考えている。(an + was)

定冠詞との融合

定冠詞の持つ限定の働きが弱いとき、前置詞と定冠詞が融合することがあります。

【表:前置詞と定冠詞の融合形】
原型 融合形 原型 融合形
in das ins zu dem zum
an dem am an das ans
auf das aufs bei dem beim
durch das durchs für das fürs
in dem im um das ums
von dem vom zu der zur
【例:前置詞と定冠詞との融合】
  1. Ich gehe ins Kino. 私は映画館へ行きます。(in + das)
  2. Er ging zum Bahnhof. 彼は駅へ行きました。(zu + dem)
Last Update : 2009.01.17, Author: でるたま~く
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