第4章 名詞成分 NEXT »

名詞の役割

性の表現

ドイツ語の全ての名詞には慣習的にあらかじめ決められた文法上の性があり、 男性名詞女性名詞中性名詞、の3種類があります。複数形には性の区別は必要ありません。名詞の性は自然の性ではなく文法上の性であり、人間や動物だけでなく、無生物や概念を表す名詞にも性別があります。個々の名詞のもつ性は、慣習的に決められたものとしてその都度覚える他にありませんが、語尾で性を判断できる場合があります(表)。

【表:名詞の性】
語尾の特徴
女性名詞 -e Blume, Frage, Sache
男性名詞+-in Studentin, Königin
-heit, -keit, -schaft, -ung Gesundheit, Wirklichkeit, Wissenschaft, Wohnung
中性名詞 -chen, -lein Mädchen, Fräulein

単・複の表現

名詞はそれ自身の形を変えることで複数であることを表現します。個々の名詞のもつ複数形は、慣習的に決められたものとしてその都度覚える他にありませんが、次の5つの種類(表)が代表的ですが、個々の名詞がどの種類に属するかを簡単な規則にまとめることはできません。また Museum - Museen のような、下の代表的な複数形には当て嵌まらない形を取る名詞も存在します。

【表:名詞の複数形】
N型複数形 ウムラウトしない Frau - Frauen
ウムラウトする -
E型複数形 ウムラウトしない Tag - Tage
ウムラウトする Hand - Hände
R型複数形 ウムラウトしない Kind - Kinder
ウムラウトする Haus - Häuser
S型複数形 ウムラウトしない Foto - Fotos
ウムラウトする -
零型複数形 ウムラウトしない Lehrer - Lehrer
ウムラウトする Mutter - Mütter

格の表現

格とは文中における名詞の文法的立場を示すもので、 1格(主格)2格(属格)3格(与格)4格(対格)、の4種類があります。それぞれの立場は、日本で言うところの「が(は)」、「の」、「に」、「を」の付く名詞の立場におおよそ対応します。このような名詞の持つ格を区別するために、人称代名詞の場合は名詞の形そのものを変形させ、一般名詞の場合は主に名詞の前に置かれる冠詞や形容詞を変形させます。 ⇒詳細は次項

Last Update : 2009.01.19, Author: でるたま~く
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