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助動詞

動詞成分助動詞は動詞と共に用い動詞の補助をする働きを持ちます。助動詞と結び付く不定詞や過去分詞は主節では原則として文末に置きます。助動詞を用いる場合、動詞に代わって助動詞が語形変化を引き受けます。

完了の助動詞

完了の助動詞は過去分詞と結び付いて完了形を作ります(例.1, 2)。完了の助動詞には、haben, sein があります。

【例:完了の助動詞】
  1. Haben Sie schon gegessen? 食事はもうお済みですか?
  2. Er ist nach Hause gegangen. 彼は家に帰りました。

受動の助動詞

受動の助動詞は過去分詞と結び付いて受動態を作ります(例.1, 2)。受動の助動詞には werden 及び sein があります。

【例:受動の助動詞】
  1. Der Schüler wurde von seinem Lehrer gelobt. その生徒は先生に褒められた。
  2. Das Fenster ist geöffnet. 窓が開いている。

未来の助動詞

未来の助動詞は不定詞と結び付いて未来形を作ります(例.1)。未来の助動詞には werden があります。

【例:未来の助動詞】
  1. Es wird gleich regnen. すぐ雨になるでしょう。

主観の助動詞

主観の助動詞には dürfen(例.1)、 können(例.2)、mögen(例.3)、 müssen(例.4, 5)、sollen(例.6)、wollen(例.7)があります。文末の不定形と結び付き、可能性や義務など話者の主観的な意味合いを付加します。場合により、複数の助動詞を組み合わせて用いることもあります(例.8)。

【例:主観の助動詞】
  1. Der Kranke darf schon aufstehen. その病人はもう起き上がることを許されています。
  2. Peter kann schon mit Stäbchen essen. ペーターはもう箸で食事をすることが出来ます。
  3. Er mag Recht haben. 彼の言う通りかもしれない。
  4. Ich muss unbedingt zum Zahnarzt gehen. 私はどうしても歯医者に行かなければなりません。
  5. Er muss krank sein. 彼は病気にちがいない。
  6. Du sollst nicht töten. 汝殺すなかれ。
  7. Ich will Psychologie studieren. 私は心理学を勉強するつもりです。
  8. Er wird in einigen Monaten Deutsch sprechen können. 彼は数ヶ月後にはドイツ語を話せるでしょう。

その他の助動詞

möchten は本来 mögen の接続法第二式ですが、「~したい」という願望を表す助動詞とみなせます(例.1, 2)。 lassen は使役の助動詞として用います(例.3)。知覚動詞もまた助動詞として用いることがあります(例.4)。

【例:その他の助動詞】
  1. Ich möchte gerne zu dir gehen. 是非あなたのところへ行きたいです。
  2. Was möchten Sie essen? コーヒーを一杯いかがですか?
  3. Wir lassen unser Auto dort reparieren. 車をそこで修理してもらおう。
  4. Ich höre eine Frau schreien. 女性の叫び声が聞こえる。

独立用法

助動詞は動詞を用いなくても十分意味が通じると考えられる場合、動詞を省略して用いる場合があります(例.1~ 4)。

【例:独立用法】
  1. Wohin wollen Sie jetzt? これからどちらへお出かけですか?
  2. Sie kann Japanisch. 彼女は日本語が出来ます。
  3. Möchten Sie noch Kaffee? もっとコーヒーはいかがですか?
  4. Er mag kein Bier. 彼はビールが好きではありません。
Last Update : 2009.01.17, Author: でるたま~く
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