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語順

語の種類

語を働きによって分類したものを品詞といい、品詞には、名詞、動詞、副詞、代名詞、形容詞、前置詞、接続詞、感嘆詞、があります(表A)。

【表A:品詞の種類】
名詞 名を表す語。
動詞 動作・状態を表す語。
副詞 品詞によらず語を修飾する語。句や文全体を修飾することもある。
代名詞 名詞、名詞句、名詞節、文を指し示し、名詞と同じ扱いをする語。
形容詞 名詞を修飾する語。
前置詞 名詞の前において形容詞句、副詞句をつくる語。
接続詞 文中の各要素を結び付ける語。
感嘆詞 感嘆の表現に用いる語。

名詞は働きにより、さらに主語目的語補語、の3つに分類できます(表B)。

【表B. 名詞の種類】
主語 文の主題となる名詞。
目的語 動詞の動作の対象となる名詞。
補語 動詞の意味を完全に補う為の名詞。

尚、動詞が目的語を2つ取る場合、事物を表す目的語を特に直接目的語、人を表す目的語を間接目的語といいます。

文型

文を基本となる品詞の並べ方によって分類すると次の6つの型に分類できます(表)。これらの文型を骨格とし、表現をより豊かにするに当たり、動詞は動詞成分、その他の骨格となっている語は名詞成分へと拡張されます。副詞を基礎とする副詞成分は、文の骨格からは付加的な成分として扱い、普通は動詞の後に置きますが場合により自由に配置します。

【表:文型】
S+V Ich gehe.
S+V+K Sie ist Studentin.
S+V+OA Alle Leute kennen ihn.
S+V+OD Das Mädchen gefällt mir.
S+V+OD+OA Ich schreibe ihm einen Brief.
S+V+O+K Er macht sie glücklich.

*S=主語(Subjekt)、V=動詞(Verb)、O=目的語(Objekt)、K=補語(Komplement)、O=間接目的語(Dativobjekt)、O=直接目的語(Akkusativobjekt)

定型の位置

動詞もしくは助動詞が語形変化を済ませた形である定型の位置には、 定型第二位(例.1, 2)、 定型第一位(例.3, 4)、 定型後置(例.5)、の3通りがあります。定型第二位とは、主文において定型が文頭から2番目の文成分の位置を意味し、肯定文で定型は必ずこの定型第二位をとります。その際、文頭に置かれる文成分は常に主題を示す名詞成分であるとは限りません(例.2)。定型第一位は、決定疑問文や命令文における定型の位置です。定型後置は節の末端に置かれる定型の位置で、従属節内での定型の位置です。

【例:定型の位置】
  1. Wir gehen heute Abend ins Kino. 今晩私達は映画に行きます。
  2. Wenn es regnet, gehen wir ins Kino. 雨が降ったら私達は映画に行きます。
  3. Geht er heute Abend ins Kino? 彼は今晩映画に行きますか?
  4. Komm bitte zeitig nach Hause! 早く帰ってきてね!
  5. Wir wissen, daß die Erde um die Sonne kreist. 私達は地球が太陽の周りを回っていることを知っています。

枠構造

枠構造は、助動詞、分離動詞、複文を使用した場合現れる構造で、 主節の枠構造(例.1)と従属節の枠構造(例.2)があります。主節の枠構造とは、動詞の定型と、文末にある動詞関連要素(例えば分離動詞の前綴り)とで構成する構造です。従属節の枠構造とは、従属節を導く接続詞(関係代名詞なども含む)と文末の動詞の定型で作られる構造です。

【例:枠構造】
  1. Er steht immer um 6 Uhr auf. 彼はいつも6時に起きます。
  2. Ich weiß, daß er immer um 6 Uhr aufsteht. 私は彼がいつも6時に起きることを知っています。
Last Update : 2009.01.18, Author: でるたま~く
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